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暗号化できるクラウドストレージは?自分で暗号化できるソフトも解説

公開日:
2023/10/30
最終更新日:
2024/07/24
目次

暗号化できるクラウドストレージは?自分で暗号化できるソフトも解説

ITコストを抑えてクラウド化したい…とお考えの方へ

クラウドストレージもいろいろあって、どの商品が自社に一番合っているのかわからない。

そんな方のために、法人向けクラウドストレージの選び方を10個のポイントにまとめたガイドをご用意いたしました。ぜひご参照ください。

クラウドストレージでは、保管中・通信中のデータが不正アクセスの脅威にさらされています。データを暗号化できるサービスを選べばセキュリティへの不安を軽減できるでしょう。暗号化が強力なクラウドストレージや自分で暗号化できるソフトを紹介します。

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クラウドストレージの暗号化とは?

外部の脅威からデータを保護するために施されるセキュリティ対策の一つが暗号化です。データを暗号化すれば、クラウドストレージへデータを安全に保存・送信できます。

クラウドストレージのセキュリティ対策の一つ

クラウドストレージはインターネット回線につながっているため、時間や場所を問わず保管データにアクセスできることがメリットの一つです。

一方、アクセスのしやすさからセキュリティリスクも大きく、常に不正アクセスの脅威にさらされています。

データを守るために効果を発揮するセキュリティ技術の一つが「暗号化」です。保管データや通信経路を暗号化することで、情報漏えいのリスクを低減できます。

暗号化されたデータを元のデータへ戻す際に使用するデータが「暗号鍵」(暗号化キー)です。暗号化において暗号鍵は非常に重要なデータであり、暗号鍵の厳重な保管がセキュリティ面での大きなポイントになります。

クラウドストレージの暗号化ができる代表的なツール

クラウドストレージサービスを選ぶ際は、暗号化による強固なセキュリティが備わっているかどうかをチェックすることが一つのポイントです。暗号化可能なおすすめツールを紹介します。

暗号化が強力『fileforce』

法人向けクラウドストレージサービス『fileforce』は、優れた操作性と高水準のセキュリティを備えたストレージを提供しています。

fileforeceのセキュリティにおいて特徴となるポイントが暗号化です。クラウド上や端末上の保管データだけでなく、通信経路にも強力な暗号化機能が備わっています。

クラウド上のデータにアクセスする際、「共有リンク」と呼ばれるURLを発行できることが特徴です。

専用の通信経路にもさまざまなセキュリティ対策を施すことで、ビジネス現場に欠かせないさまざまな重要データを強力に保護できます。

fileforce (ファイルフォース) | 法人向けクラウドストレージ

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最新の暗号化を標準搭載『Dropbox』

全世界で多くのユーザーに利用されているクラウドストレージサービスです。複数の料金プランがあり、使用頻度や用途に合わせて使い分けられます。

最新の暗号化を標準搭載していることが、セキュリティ面での大きな特徴です。転送中や保管中のデータを不連続のブロックに分割した上で、強力に暗号化されます。

Dropboxでは端末側におけるデータの暗号化はできません。ただし、ユーザー自身でDropboxに対応するツールを導入すれば、各自の暗号化を追加できます。

Dropbox

「Google ドライブ」を「Google Workspace」を使って暗号化

Googleのオンラインストレージサービス「Google ドライブ」は、あらゆるデータを保管できる上、範囲を指定してデータ共有できることから、ビジネスシーンで幅広く利用されています。

ビジネス向けパッケージ「Google Workspace」(旧G Suite)を導入すれば、Google ドライブのセキュリティをより強固にすることが可能です。

Google Workspaceでは、ドライブ上のファイルだけでなく、チャットやメールなども含め、あらゆるデータが暗号化されます。

Gmailで送信されるメールも、データセンター間の移動時に全て暗号化により保護されるため、安心してやり取りできるでしょう。

Google Workspace|ビジネス向けのコラボレーション ツール

自分で暗号化ができるエンドツーエンド暗号化

PCからクラウドストレージへ送信するデータは、自分で暗号化することも可能です。エンドツーエンド暗号化について、理解を深めておきましょう。

エンドツーエンド暗号化とは「自分にしか分からない暗号化」

IT分野でのエンドツーエンドとは、通信可能な2端末間を結ぶネットワーク全体、または両端末のことを指す言葉です。

エンドツーエンド暗号化という場合は、送信者側の端末でデータを暗号化し、受信者側の端末でデータを複合する仕組みを意味します。

誰にも分からない暗号化で通信中のデータを保護できるため、データ送信におけるセキュリティをより高められることがメリットです。

エンドツーエンド暗号化は、送信者側の端末でツールを使うことで実行できます。以下に挙げるおすすめの2ツールをチェックしておきましょう。

クラウドストレージに接続可能「Cyberduck」

「Cyberduck」は、無料で使えるFTPクライアントソフトウェアです。Windows用とMac用が用意されており、暗号化されたファイルを簡単な操作でクラウドストレージにアップロードできます。

Cyberduckをインストールし、操作画面を開いたら、左上の「新規接続」をクリックします。表示されたウィンドウ内にFTP情報を入力すれば、ストレージとの接続が可能です。

ファイルをアップロードする際は、上部の「アクション」メニューから「アップロード」を選択し、アップロードしたいファイルを選択し「アップロード」をクリックすれば、暗号化されたファイルをアップロードできます。

Cyberduck

PC版は無料「Cryptomator」

「Cryptomator」は、ローカルにあるファイルを、ファイル単位で暗号化してクラウドストレージに保存できるソフトウェアです。PC版なら無料で利用できます。

Cryptomatorをインストールしソフトウェアを起動したら、左下にある「+」をクリックして「+新しい金庫を作成」を選択しましょう。クラウドストレージに対応した金庫が作成されます。

金庫を解錠し、ファイルを入れて暗号化すれば、安全に保存したいファイルが暗号化された状態でクラウドストレージに保存されます。

Cryptomator – Free Cloud Encryption for Dropbox & Co

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まとめ

クラウドストレージの暗号化は、セキュリティにおける重要なポイントです。クラウドストレージサービスを選ぶ際は、暗号化できるツールかどうか確認しましょう。

無料で暗号化したい場合は、エンドツーエンド暗号化が可能なソフトウェアの利用がおすすめです。自分にしか分からない暗号化でデータを保護できます。

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