コロナ禍でテレワークは本当に中小企業にも普及したか?
新型コロナウィルスの長引く感染拡大を受けて、首都圏をはじめとする都市部では、大企業を中心にテレワークを導入する企業が増えています。
しかしながら、ある調査では、従業員数49名以下の企業でのテレワーク導入実績の平均は約33%と以前よりは普及しつつあるものの、本格的な導入はこれからという状況が見てとれます。
業界や業種にもよりますが、中小企業におけるテレワーク導入が伸び悩む理由のひとつに、ITツールを活用した安全な業務環境の整備のハードルが高いという課題があります。
従来のオフィス環境と同等のセキュリティ基準を満たし、Emotetのようなマルウェアを始めとした脅威やパソコン、モバイル機器の紛失を含めた情報漏洩のリスク対策を万全するためには、費用も人的なリソースも負荷が高く、また情報システム部門が無く、総務担当が社内システム担当を兼任しているような企業からは、どこから手を付けたらよいかわからないという声も多く聞きます。
テレワーク導入に関する悩みをスマートなクラウドストレージで解決する、NTT東日本の新サービス「コワークストレージ」
そんな中小企業のテレワーク導入の悩みを解決する新サービスとして、この春、NTT東日本のテレワーク支援サービスのラインナップに「コワークストレージ」というクラウドストレージの新サービスが追加されました。
簡単で安全なクラウドストレージサービスである「コワークストレージ」は、インターフェースを含め、国産のクラウドストレージSaaSとして多くの企業への導入実績がある、ファイルフォース株式会社の「Fileforce」のアプリケーションサービスが採用されています。
プレスリリース: https://www.fileforce.jp/news/20210325news
「コワークストレージ」は、オンプレミスのファイルサーバやNASでの運用と同様のフォルダ構成や柔軟なアクセス権限の制御をクラウドで実現しつつ、ユーザーにとっては、逆にクラウドであることを忘れるような軽快でわかりやすい操作性であたかもローカルディスクのようにWindowsエクスプローラーからファイルにアクセスできます。このような「Fileforce」の特徴とも言える使い勝手の良さに加え、安全で効率的なファイル共有機能など、従来のファイルサーバには無い便利な機能も充実しています。更に、NTT東日本だからこそ可能な回線認証の機能が加わり、他にはないよりセキュアで利便性の高いサービスとなりました。
クラウドを活用したファイル共有は、昨今、問題になっている、暗号化したZipファイルをメールに添付してパスワードを別送するといった非効率でセキュリティ的にもむしろ効果が低いと言われるファイル共有方法、通称PPAPの代替手段としても大変有効であると注目がされています。
中小企業がこういった安全で利便性の高い機能を大きなIT投資なしですぐに利用できるという点でも、テレワークを始めとする、ニューノーマルの新しい働き方の導入に非常に役立つサービスであると言えるでしょう。
テレワークの情報共有とコミュニケーションの課題をひとつのサービスで
本サービスにより、オフィスはもちろん、自宅や社外でのリモートワークの環境を簡単かつ低コストにクラウドサービスを活用して整備することができます。安全なテレワークのためには、働く場所を問わない安全な情報共有の手段とコミュニケーション手段が必須と言われています。
「コワークストレージ」なら、クラウドストレージという情報共有基盤に加え、Office365連携により、Microsoft Teamsとのシームレスな連携機能も提供予定です。チャットで必要な資料を共有しながらコミュニケーションをとれるため、非常にスムーズで効率的に業務を進めることができ、生産性の向上も期待できます。
もちろん、高品質なのは機能だけではありません。国内業者同士の連携により、大切なファイルの保管先はもちろん、サービスの開発から運用、サポートまでをすべて国内拠点で完結。国産サービスだからこその安心のサポート体制で導入から運用までを支援します。
クラウドストレージから始めるDX
ニューノーマルの新しい働き方にスピード感を持って順応することはもちろん、今回の新型コロナのような様々な予測不可能な事態が起こるVUCAの時代にも業務を止めず、むしろ社内の情報資産をコンテンツやデータとして活用し、新たなビジネスチャンスを創造していく。そんなしなやかでタフな中小企業こそが、日本全体を強くし、発展させていくのではないでしょうか。
クラウドストレージは今や単なるファイルの保管場所ではありません。業務に必要なシステムとして空気のように当然の存在でありながら、日々幾度となくアクセスし、様々な業務のアウトプットを保存すると同時に、社内外と協業に伴う情報共有の中で活用されていきます。だからこそ、高品質で本当に使いやすいサービスを選択することが、業務効率化に直結し、働き方や業務自体の変革、つまりDX(デジタルトラスフォーメーション)の第一歩になるのです。
<NTT東日本「コワークストレージ」の導入、ご相談について>
以下の紹介サイトをご覧ください。
■「コワークストレージ」紹介サイト:
https://business.ntt-east.co.jp/content/coworkstorage/
■NTT東日本の「コワークストレージ」についての報道発表:
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20210324_01.html