ランサムウェア検知と予防
Fileforce内のファイルに対する脅威を迅速に検知し、組織全体のFileforceDriveに対して予防を自動化
不審なファイル操作を自動検知
ランサムウェアの疑いがあるプロセスによる、Fileforce内ファイルの「削除・変更・暗号化」といった更新操作を、Fileforce Driveが自動検知します(※)。
また「ランサムウェア検知アルゴリズム」はファイルフォース社側でメンテナンスしており、管理者による事前設定は一切不要で手間がかかりません。さらに、お客様は、FileforceDrive上のアラートメッセージや、管理者へのアラート通知メールを受け取り、迅速に初動対処を開始することが可能です。
なお、検知したプロセスによって更新されたファイルはクラウドへ自動同期されず、Fileforceに保存されている他のファイルに影響はありません。また、ユーザー操作によるファイルの作成や変更操作は従来通り行うことができ、業務が中断されることはありません。
※100%の検知を保証するものではありません。
検知したプロセスの伝播と予防
Fileforce Driveにて検知したプロセスの情報は、組織内のすべてのFileforceDriveに自動的に伝播(伝達)されます。
これにより、検知したFileforce Driveだけでなく組織内のすべてのFileforceDriveに対して、対象のプロセスによるFileforce内ファイルへのアクセスを遮断し、Fileforce内におけるランサムウェアの横展開と被害拡大を迅速に予防します。
インシデント管理と復旧
管理者の手間を徹底して省力化する自動インシデント登録とワンクリック復旧
インシデント管理画面
Fileforce Driveにて検知されたプロセスは自動的にインシデント(脅威となりうる事象)として管理画面に登録されます。
ひと目でインシデントの状態が把握でき、管理者による確認作業を省力化します。
また、プロセスを検知したFileforceDriveのバージョン情報・ユーザー情報・プロセス情報などのインシデント詳細も、このインシデント管理画面で表示・確認することが可能です。
このインシデント管理画面で「信頼済み」または「ランサムウェア」のどちらかを判定してインシデントをクローズします。なお、画面上にはマルウェアか否かの判定に役立つヒント(ツールチップ)が表示されるため、管理者が個別に調査をする手間を省き、迅速な対応を促します。
被害ファイル一覧ダウンロード
検知したプロセスによる被害があったファイルは一覧化してCSV形式でダウンロードすることが可能です。ランサムウェアによるFileforce内の被害範囲を即座に確認して特定することで、迅速な初動対応に貢献します。
Fileforce内に保存されているファイルに対する不正な更新操作が発生した時間や、どのような操作があったか(ダウンロード、編集、コピーなど)の詳細が一覧化されることで、関連法令対応やステークホルダーへの報告業務を大幅に効率化します。
ワンクリックで自動復旧
Fileforceでは、検知したプロセスによるファイル更新時もバージョンファイル(※詳しくはこちら)が作成・保存されています。インシデント管理画面で確認した被害ファイルを直前のバージョンファイルで上書きすることで、被害前の状態に戻すことが可能です。
また、バックアップからの復元とは違い、被害ファイルだけを特定した上でさらにワンクリックで一括復旧できることから、復旧業務の大幅な効率化・省力化につながるだけでなく、ユーザーが通常業務で更新したファイルは最新の状態が維持されるため、業務を進められないといった被害はありません。
検知したプロセスの一覧表示
管理業務をシンプルにする、一覧表示画面
信頼済みプロセス・マルウェアプロセスの一覧
管理者が信頼済みと判断したプロセスと、マルウェアと判断したプロセスおよびマルウェアの疑いのあるプロセスは、それぞれ一覧で確認することが可能です。
ドライブアクティビティの可視化
Fileforce Driveからのファイル更新操作をスマートに可視化し、利用傾向の把握をサポート
ドライブアクティビティ画面
ドライブアクティビティ画面は、FileforceDriveからのファイル操作(作成・更新・ダウンロード)の傾向をプロセスおよびユーザー毎にグラフィカルに確認することが可能です。
ドライブアクティビティとして直近一週間分のデータを表示でき、ユーザーが利用しているプロセスの監視や診断のための情報としたり、通常業務では想定しづらいユーザー操作の認知に役立てたりすることも可能です。
プロセスによる操作の統計
どのプロセスによるファイル操作が多く発生しているかを、時間/日次/週次単位で可視化します。
ユーザによる操作の統計
どのユーザーによるファイル操作が多く発生しているかを、時間/日次/週次単位で可視化します。