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株式会社Deto

Fileforce導入で点在するデータを集約し、一元管理を実現!クラウドを感じさせないレスポンスの速さとエクスプローラーからの検索機能の活用により更なる業務効率化!

株式会社Deto(以下、Deto)は、岐阜県に本社を構え、水まわり関連製品のODM/OEM開発を手掛けるメーカーです。浄水器や温水洗浄便座、ファインバブル測定技術を活用した製品など、多岐にわたる事業を展開しており、高品質な製品開発と技術革新に取り組んでいます。また、「あなたもよくなれ、わたしもよくなれ、みんなよくなれ」を広めていくというパーパスのもと、社会課題の解決と経済価値を両立させる事業モデルを柱にした製品・サービスの提供を行っています。

同社ではこれまで、社内およびグループ会社間のデータ管理にNASや他社製クラウドサービスなどを併用していましたが、データの分散による管理負担の増大や、運用の煩雑さといった課題を抱えていました。

こうした背景から、より効率的なデータ管理を実現するため「Fileforce」の導入を決定。このたび、Detoの情報システムを担当する白木氏に、「Fileforce」導入の背景や、その効果についてお話を伺いました。

煩雑なデータ管理の課題を、クラウド化で解決したい

Detoでは、従来NASを中心にHDDや他社製クラウドストレージを併用してデータを管理していました。しかし、こうした運用ではデータの分散が進み、管理の煩雑さが増すばかりでした。特に、NASの使い勝手が良いとは言えず、リプレイスの時期も迫っていたため、運用方針を見直すタイミングに差し掛かっていました。

「オンプレとクラウド、さらにはローカル環境が混在することで、どこに何があるのか分かりにくくなっていました。NASのリプレイス時期も重なり、オンプレ環境を維持するか、クラウドへ完全移行するかを本格的に検討することになりました。」

クラウド移行の決め手となったのは、オンプレ環境の運用負担の大きさでした。過去に30台以上のサーバーを管理していた白木氏は、オンプレ運用の課題を痛感していたといいます。

「リモート接続時のセキュリティ対策、定期メンテナンス、バックアップの管理、サーバールームの空調管理など、オンプレ運用には多くの負担が伴います。クラウドを活用すれば、こうした課題を一気に解消できると考えました。」

また、事業拡大に伴うデータ量の増加も、クラウド移行を後押しする要因となりました。複数のストレージを併用する形では容量管理が難しく、より柔軟に拡張できる環境が求められていたとのことです。

「今すぐ容量が足りなくなるわけではありませんでしたが、社内のデータが複数のプラットフォームに分散しており、それらを統合するとNASの容量を超えてしまう懸念がありました。NASの増設も選択肢としてありましたが、コストや運用負担を考慮すると、柔軟に拡張できるクラウドストレージが最も現実的な選択肢でした。」

加えて、データの一元管理とともに、アクセス管理の強化も重要な課題でした。従来の運用では、誰がどのデータにアクセスし、どのように変更したのかを把握する仕組みが不十分だったといいます。

「これまではUTMとアンチウイルス程度のセキュリティ対策しかなく、アクセス管理が十分にできていませんでした。誰がどのファイルを操作したのかを確認するためには、専用のログ管理ツールを導入する必要がありましたが、Fileforceなら標準機能でこれを管理できるため、より理想的な運用が可能になると考えました。」

経営企画室 情報システムチーム チームリーダー 白木 氏

クラウドストレージ選定のポイントは「共同編集」

クラウドストレージ選定にあたっては、20社以上のサービスを比較検討したとのことです。その中で最も重視したのは、「共同編集」機能だったと白木氏は振り返ります。

「最も重視したのは共同編集機能で、この条件を満たすサービスというだけで選択肢は大きく絞られました。 当時、社内ではTeamsを利用して共同編集を行っていましたが、実際にはファイルの一時的な受け渡しや保管に使われることが多く、適切な管理が難しいと感じていました。共同編集がスムーズに行え、なおかつデータの整理・管理がしやすいクラウドストレージを選びたいと考えていました。」

Fileforceの導入後、適切な運用を確立するためにガイドラインの作成と周知の徹底を行ったといいます。

「Microsoft Teamsのチームやチャット機能を利用する際のガイドラインを策定し、特にファイルの添付に関するルールを明確にしました。具体的には、Teamsに添付するファイルは一時的なものに限定し、最終的な保存先はFileforceとする原則を設定。さらに、基本ルールとして『ファイルを直接添付するのではなく、リンクを共有する』という運用に統一しました。」

また、UIの直感的な操作性も重要な選定基準であったといいます。

「どんなに高機能でも、操作が難しいと定着しません。Fileforceのエクスプローラー形式のDriveでは、従来の操作感と変わらず、特別な教育なしでも直感的に使える点が魅力でした。『ZドライブがFileforceです』と伝えるだけで、自然と社内に浸透していきました。」

全文検索機能と柔軟なアクセス制御による効果

全文検索機能は、膨大なデータを扱うDetoにとって欠かせない機能であったと白木氏は話します。

「検索機能に関しては、将来的にデータ量が増えてもスムーズに検索できることが必須条件でしたが、Fileforceの機能には非常に満足しています。弊社では、不具合や事故、故障などの発生履歴を確認するために全文検索を活用しており、品質管理の観点からも、過去の事例を迅速に参照できるのは大きな助けになっています。」

さらに、直近の2025年2月にリリースされた「IntelliSearch™」による検索機能ではエクスプローラーからも検索ができるようになり、業務効率をさらに向上させるといいます。

「私と情シスのメンバーは、この検索機能に感動しました。エクスプローラー上から直接検索できるようになったことで、ファイルを探す手間が大幅に削減されました。現在もブラウザから検索を利用しているユーザーは多いため、エクスプローラー検索の利便性を浸透させることで、より効率的な運用ができると思います。」

アクセス権制御については、フォルダ単位で細かく権限を設定できるかどうかがポイントだったといいます。

「セキュリティの面では、柔軟にアクセス権を設定できることを重視しました。設計業務などでは、お取引先とのレビューでファイル共有が必要になりますし、プロジェクト管理においても、共通のファイルを編集・閲覧できる環境が求められていました。その点で、Fileforceのアクセス管理機能が非常に役立っています。」

また、Detoでは海外の製造工場との連携において、情報共有の面で課題があったといいます。しかし、Fileforceの導入により、海外とのデータ共有もスムーズに行えるようになったとのことです。

「当社は海外の委託先工場と製造データをやり取りする機会が多くあります。従来はインターネット経由での情報共有に制約があり、不便を感じていました。しかし、Fileforceを導入したことで、アクセス権を適切に管理できるようになり、安全かつスムーズな情報共有が実現しました。現地の社員も、この仕組みによって業務が格段にやりやすくなったと話しています。」

創業50年以上の水まわりのメーカーDeto様

Fileforceをおすすめする理由

従来のNAS環境では、バックアップやウイルス対策などを個別に導入し、それらを組み合わせながら運用する必要がありました。しかし、クラウドへ移行したことで、こうした運用の負担が大幅に軽減されたと白木氏は語ります。

「Fileforceの最大の強みは、個別のツールを組み合わせることなくデータの保管が完結する点だと思います。バックアップ、ウイルス対策、アクセスログ管理などがすべて標準機能として備わっているため、管理の手間が格段に減りました。」

さらに、Fileforce導入によるメリットとして、「レスポンスの速さ」を挙げています。

「クラウドストレージとは思えないほどレスポンスが速く、オンプレやローカルストレージと比較しても差を感じることがありません。検索機能の精度も高く、必要なデータに素早くアクセスできるため、データ管理の快適さが格段に向上しました。」

また、運用面でもオンプレミス環境と比較して、管理負担が大幅に軽減されたと実感しているとのことです。

「一般的には、オンプレの方がコストは安いと思われがちですが、必ずしもそうではないと感じています。バックアップ用のサーバー、ソフトウェアのライセンス、ウイルス対策ソフトの導入などを考慮すると、オンプレ環境は想像以上にコストがかかります。その点、Fileforceではこうした機能が統合されているため、管理コストの削減を含めて大きなメリットがあるのではないでしょうか。」

今後は、全文検索機能のさらなる進化に期待しているとのことです。

「将来的には、生成AIのように、検索したファイルの内容を分析し、適切な情報を提案してくれるような機能が実装されると活用の幅がさらに広がると思います。現時点でも十分便利ですが、より高度な検索機能の進化を期待しています。」


本事例のポイント
  • 課題
    • NAS・HDD・クラウドの併用により、データが分散し管理が煩雑化
    • NASの容量不足が懸念され、拡張性のあるデータ管理基盤が必要だった
    • セキュリティ対策やアクセス管理の仕組みが不十分で、情報管理が課題に
  • 選定理由
    • 共同編集機能を備え、ファイルの受け渡しや保存を統一できること
    • エクスプローラー形式のUIで、直感的に操作でき、ユーザー教育が不要なこと
    • アクセス管理の柔軟性が高く、外部共有の利便性とセキュリティを両立できること
  • 効果
    • 点在していたデータをクラウドに集約し、一元管理を実現
    • エクスプローラー検索機能の活用により、業務効率が大幅に向上
    • 海外の製造工場とのファイル共有がスムーズになり、業務の円滑化を実現

※本記事の内容は取材時(2025年2月)の情報です。

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